2008年 02月 29日
2009年 ”東京展” |
最近、月日が過ぎるのが恐ろしく早い。
毎日、仕事して、同じような、変化のない生活を送っているから?
先月の終わり頃に、韓国の展覧会ディレクターLee you-Sangが日本に来た。
今回の訪問目的は、単純に俺らに会って、彼の主催する展覧会の詳細を詰めるため。
しかし、彼は英語があまり話せない。。。もちろん日本語はわからない。
そんなこんなで、四苦八苦しながらいろいろな話をした。彼はさすがに知識人。
どんな話にもしっかりと答えが返ってくる。素敵な体験をしたと思う。
そして、彼の来日の少し前にロシアのキュレーターVikaが日本に来ていて、ついでだから一緒にミーティングした。その時に、日本人作家数人、ロシア、韓国、ボスニア、ブラジル、イタリア?、の多国籍で一緒に酒を飲み展覧会について、日本について、日本人について、そして俺らMOSAについて、いろいろ話をした。
そんな環境にいる自分について少し考えた。
”東京”この都市のなかで生活している日本人は、気づかぬうちに外国人と接触している。
それって、ずいぶん面白いことなんじゃない?
で、決めたのが、来年、現代における”東京”展を開催すること。
なんてことない、自分のネットワークを利用した、グループ展。
でも、想像するだけでかなり楽しそう。そして、興味深い展覧会になりそう。
今まで、誰かが企画した展覧会に参加者として参加して来た。(昨年のロシアでのグループ展は違うけど。。。)
そこで、出会った人々。例えば、国際交流展。
なんですか?
交流したのかよくわからないし、そこで出会った作家同士、今や知らないし。連絡も取ってないし。何だったんだろう?”あぁ、彼のこと知ってるよ。一緒に展覧会やった
よ。”
それでいいのか?
日本人同士でも、それぞれに作家同士、作品同士を尊重して展覧会に望んでいるか?お互いに、馬鹿にし合いながらふんっ。って感じで展覧会を共有しているような人たちがたくさんいる。
そうじゃないような気がする。そして、そうじゃないことを今、証明できる。
その、来年の展覧会は、friendshipの関係の中で出来上がっていく。
知ってるだけじゃない。ちゃんと友達。
そして、その友達というネットワークで集まり、展覧会を成功へと導く。
ストレートでシンプルなスタイルじゃん!?
ただそれが、いろんな国の人たちだった。
アーティスト主体の展覧会は増えて来ているし、自分たちにも企画の力はある。
もちろん、そこでオーガナイズしていく人がいることは重要だし、必要な存在だけど。
現時点でのアーティストは、
日本、韓国、中国、ボスニアヘルツェゴビナ、ブラジル、アメリカ、台湾、ロシア、インドネシア、ネパール、ミャンマー、イギリス、ラトビア、スウェーデン、ドイツ、オーストリア、オーストラリア
みんな友達。彼らにもネットワークがあるだろうから、そこからも広げて。東京で出会った人たち。
東京生まれ東京育ちの自分にとって、新たな東京の力を再発見できるような企画になれば、それだけでも意味はあるし、今現在の自分たちの立ち位置というか立っている位置を再確認できて、その重要性、環境における責任の重大さを考えることのできる展覧会になると思う。
日本に生まれて、日本に育って、日本で生活していて、いままでどれだけ日本について、そして日本の立ち位置について考えたことがあるのか?。。。
今、そこんとこもう一度見つめ直さなきゃいけないよな。。。
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by sean-yosh
| 2008-02-29 02:46
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